桜井市三輪地区の古墳


立子塚古墳(11-D-494)

 桜井市穴師、渋谷向山古墳の東南300mの南西に派生する尾根上に築かれた径20m、高さ4mの円墳で、外部施設、遺物については不明です。南西に花崗岩の巨石を使用した横穴式石室が開口。玄室長4.6m、幅2.3m、高さ2.5mの両袖式で、羨道部はかなり埋もれていますが、長さ1.5m以上、幅1.35m、高さ1.5m以上です。6世紀後半の築造と思われます。

茅原狐塚古墳(11-D-521)

 桜井市茅原、JR桜井線沿いにあり、封土はほとんど失われ、果樹園となっています。一辺40mの方墳と推定され、巨大な横穴式石室が南に開口しています。全長17.3m、玄室長6.0m、幅2.6m、高さ3.2m、羨道長11.3m、幅2.1m、高さ1.9mの両袖式で、巨大な花崗岩を乱石積みしていますが羨道は天井石がほとんど抜かれています。奥壁に沿って組合せ式家形石棺があり、側板は倒れた状態ですが、二石で造られた蓋石は良く残っています。内径で1.65m×0.58m×0.55mの規模です。玄室中央部と入り口部にもそれぞれ組合せ式石棺材があり、同様の石棺が計3基存在したようです。また、羨道部からは鉄釘が出土し、木棺が追葬されていたと思われます。羨道の南半分は小型の石材で構築されている点から、この追葬時に羨道が拡張された可能性があります。六世紀末〜七世紀初頭の築造と見られます。なお、最近羨道すぐ横に小屋が建てられ、景観が台無しにされてしまいました。

石室正面

石室奥壁側

奥壁

玄門

羨道

奥壁前の組合せ式家形石棺


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