千葉県山武市(旧成東町・松尾町)の古墳


駄ノ塚古墳

 旧成東町板附、JR成東駅の西2km、板附公民館から北の丘陵を登っていった山林の中にあります。一辺62m、高さ10mの大型方墳で、方墳としては県内では岩屋古墳に次ぐ大きさです。主体部は埋められていますが、全長7.76mの複室構造で、前室は2.32m×1.32m×1.9m、後室は1.74m×幅1.55m×2m、羨道は1.8m×1.14m×1.68mの規模です。七世紀前半の終末期古墳です。

   埋められた石室

駄ノ塚西古墳

 駄ノ塚古墳の西100mにあります。一辺30mの方墳ですが、墳丘はかなり削平されています。主体部は横穴式石室ですが、現在は見ることができません。

 

不動塚古墳

 市史跡。旧成東町板附308、駄ノ塚古墳から谷間を挟んだ南の丘陵上にあり、平野を見下ろす台地南縁に築かれた全長63mの前方後円墳です。周囲には幅5mの溝と外堤が巡っています。南側くびれ部に横穴式石室がありますが、現在は埋められて見ることができません(見たい人は「古墳のお部屋」参照)。玄室長2.5m、幅1.4m、羨道長2.3m、幅1.24mの規模で、壁面に人物・馬の線刻画があったということですが、詳細不明。六世紀後半の築造です。

 

西ノ台古墳

 不動塚古墳の西の台地南縁にある全長90mの前方後円墳ですが、土取りのため、後円部は崖っぷちでかなり危険な状態です。二重周溝を持つそうですが、現在古墳は薮に覆われ、あまり見学できる状況にはありません。

 


大堤権現塚古墳

 県史跡。旧松尾町大堤、JR松尾駅の西1km、箱根神社境内にあります。全長115m、後円部径60mの前方後円墳で、社殿が前方部の一部を破壊していますが、全体的に保存状態は良好です。周溝が三重になっているそうですがよくわかりません。後円部に大きな窪みがあり、今は埋まっていますが、主体部は複室構造の横穴式石室で、奥室は2.1m×3.5m、前室は3.1m×1.5m、羨道は2m以上×1.5mのサイズで奥室に作り付けの石棺があったそうです。七世紀初めの築造です。

 

朝日ノ岡古墳

 旧松尾町蕪木、八幡神社境内にあります。全長70m、後円部径47mの前方後円墳で、社殿の背後に横向きに墳丘があり、社殿がくびれ部を一部破壊しています。二重の周溝を持ち、主体部は長さ4.1mの横穴式石室で、磚敷き石室のようです。形象埴輪が多く出土していて、芝山町立はにわ博物館で展示されています。六世紀後半の築造です。

 

姫塚古墳

 県史跡。旧松尾町山室字大塚、松尾駅の北西4.5km、芝山古墳群の南2km、県道112号線に標識があり、そこから西の方の丘陵を登っていったところにあります。17基からなる大塚古墳群の盟主墳で、径66m、高さ9.1mの大型円墳です。二段目のテラスや、周溝、堤が明瞭に残っていますが、未調査なので、詳細は不明です。芝山古墳群の姫塚古墳と同じ名前なのでややこしいですね。

 


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