叩き窪め技法の装飾古墳を発見


福岡県飯塚市西徳前・山王山古墳

 2010年06月12日現地説明会/飯塚市教育委員会文化財保護課

 飯塚市西徳前の老松神社敷地内にある山王山古墳の石室内の調査が行われ、新たに装飾が発見されました。古墳は径18mの円墳で、墳丘は版築で築かれています。横穴式石室は古くから開口していたらしく、床面の土砂を取り除いたところ、玄室は2.2m×2.4mのほぼ正方形のプラン。敷石があり、仕切石で屍床を設けています。今は有りませんが、元々は前室があった痕跡が出ています。装飾は奥壁に径15cmの円紋が14個と、その他の紋様がいくつか、叩き窪め技法で施されていました。この技法は筑後川流域に近い大牟田市の倉永古墳や佐賀県基山町の黒谷2号墳などで類例がありますが、遠賀川流域では初めての発見になります。紋様は、飯塚市内の川島古墳に似ています。

  叩き窪め技法による円紋

石室正面

円紋が施された奥壁の石材


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