香川県さぬき市南部の古墳


極楽寺古墳群1号墳

 さぬき市旧寒川町石田東、門入ダム下の公園にあります。元は北西400mの尾根上にありましたが、ダム建設で現在地に移築されました。古墳時代初め頃の方墳で、周囲に列石を巡らせています。主体部は木棺2、石棺2基が見つかっていて、古墳の周囲でも石棺、木棺群が見つかっています。さぬき市内にもう1ヶ所極楽寺古墳群があり、注意が必要。

南側の列石

手前が木棺跡、奧に石棺2基


亀島古墳群

 さぬき市旧長尾名の鶴亀公園内には50基を越える古墳が存在し、大きな宮池の中に浮かぶ亀島に、25基の亀島古墳群、対岸の宇佐八幡宮周辺に25基の宇佐八幡神社古墳群があります。亀島古墳群は六世紀中〜七世紀末の群集墳で、円墳12基のほか、箱式石棺墓などからなります。島全体に分布しますが、主体部の見学できる古墳はないようです。

1号墳

3号墳

9号墳

11号墳


宇佐神社古墳

 宮池の西側に宇佐神社があり、その裏山一帯に宇佐神社古墳群があります。立入禁止区域が多く、見学可能なのは、神社入口西側の林の中にある円墳1基くらいで、横穴式石室が開口しています。全長5mくらいで、玄室は完存。奥壁には真ん中に鏡石を据え、袖石は両側から柱石を張り出しています。羨道は前庭状にハの字に開いています。

石室正面

玄室奥壁

奧から


石槌神社古墳

 さぬき市昭和1037-1、老人福祉センター行基苑の奧、ゆたか荘の入口にあります。現状で径10mの円墳に見えますが、前方後円墳のようです。未調査で詳細は不明ですが、川原石の葺石が見られ、五世紀後半頃の築造かと思われます。

 


川上古墳 【市史跡】

 さぬき市昭和2562-5、石槌神社古墳の東100mほどのところにあります。五世紀後半頃の径10mの円墳で、墳頂は江戸末期以降、墓地として利用されてきました。主体部は4×1.2mの大きさの竪穴式石室で、人頭大の川原石を使用しています。

古墳の現状

竪穴式石室


稲荷山古墳 【国史跡】

 さぬき市長尾西2559-1、行基苑の南東200mの塚原稲荷神社の裏山にあります。五世紀初め頃の全長40mの前方後円墳で、後円部中央にV字型の竪穴式石室があり、現在石材が露出しています。他にも石室があるそうです。

古墳の現状

竪穴式石室天井石?


椋の木古墳 【国史跡】【管理人推薦】

 さぬき市長尾西2525-2、塚原交差点の南1.5kmの県道3号線沿いにあり、鉄工所の北側から登り道があります。横穴式石室が露出しており、特に片側の盛土が剥がれ、コンクリートで補強されています。羨道はほとんど失われていますが、玄室は完存。玄室長3.5m、幅2m、高さ2mの両袖式で、側壁は小ぶりの石材をやや持ち送って積み上げ、その上に巨大な天井石を載せています。外見の危うさとは違い、内部はしっかりした印象です。

石室正面より、向かって右側は崖っ縁になっている

羨道は、かなり崩壊

玄室奥壁

奧から


大石北谷古墳 【市史跡】【管理人推薦】

 さぬき市前山97、椋の木古墳から県道3号線を南へ300mほど進むと、西側の山裾に横穴式石室が見えています。径15mくらいの円墳で、南に開口する横穴式石室は全長8.5m、玄室長4.3m、幅1.8m、高さ2m、羨道長4mの疑似両袖式です。側壁は小ぶりの石材を使用していますが、持ち送りは少なく、奥壁の上段の石材は前傾しています。段の塚穴型に近い形態といえます。羨道も含めて非常に保存状態が良く、最近は特に、さぬき市文化財保護協会長尾支部文化財環境整備グループの皆さんによって、草刈り、清掃が実施されているので、夏でも見学し易くなっています。

つねに手入れされた墳丘

羨道、状態よし

玄室奥壁、上段の石材が前傾している

奧から玄門部


大石神社古墳 【国史跡】

 大石北谷古墳のすぐ南、さぬき市前山219-2の大石神社背後にあります。五世紀中頃の円墳で、墳丘上に竪穴式石室があります。4.5×0.78mの大きさで稲荷山古墳同様、V字型をしています。

古墳の現状

竪穴式石室天井石?


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