兵庫県篠山市東部の古墳


北条古墳

 県史跡。篠山市細工所、国道173号線細工所交差点の北西の山裾にあります。北側から延びる舌状尾根を切断して築かれた一辺30mの方墳です。出土した埴輪から中期の築造と見られます。

稲荷山古墳 【管理人推薦】

 篠山市小田中、小田中清五郎稲荷神社の裏山山頂にあります。全長30mの前方後円墳と考えられ、平地からは見えない山側の東に横穴式石室が開口しています。全長6.35m、玄室長2.5m、幅3.7m、高さ3m、羨道長3.85m、幅1m、高さ1mの両袖式で、玄室はいわゆる丁字形で、ドーム状に築いています。

後円部に開口する石室

ドーム状の天井部

奥壁

玄門部

福井岩倉古墳(岩倉谷古墳)

 篠山市福井字岩倉。稲荷山古墳の一つ北側の谷間(福井谷?)の奥にある独立墳です。国道173号線から東の谷間に入っていく道(見逃しやすいので注意)があり、その最も奥にある民家の北側50mにあります。保育社「日本の古代遺跡」で、岩倉谷古墳とされている古墳と思われます。径20mの円墳ですが、古墳はものすごい薮に覆われていて、外見からは横穴式石室が開口しているのがまったくわかりません。石室は、羨道天井の開口部がトタン板で塞がれていて、入るのが困難ですが、全長9.3m、玄室長5m、幅1.75m、高さ2.05mの無袖式で、かなり大型の玄室です、

古墳の現状

石室内部

玄室奥壁

玄室奥から

スズ岡山古墳

 篠山市井串、谷奥に突き出た尾根先端に築かれた径16mの円墳です。南向きの横穴式石室は羨道の天井部から内部に入れます。全長約10m、玄室長5m、幅2m、高さ2.5mほどの左片袖式で、玄室はドーム状に築かれ、羨道部はかなり埋まっています。

稲荷古墳 【管理人推薦】

 篠山市貝田、谷間に営まれた貝田集落の奥に砂防ダムがあり、その手前の北側斜面にあります。現状で径10mくらいの円墳で横穴式石室も現存長5mくらいですが、石室開口部の前に巨石があり、羨道が埋まっていそうなので、もう少し大きかったかもしれません。実際、玄室規模に対して天井石はかなり巨大です。谷間を挟んだ南側の墓地周辺にも、円墳が2基ほどありました。

古墳の全景、稲荷社として祭られている

石室開口部の巨大な天井石

奥壁

奥から外

浦山古墳群

 篠山市貝田、貝田集落の北端にある蔵六寺の裏から、浦山の鞍部に登り、そこから左の尾根先端に向かうと、2号墳(前方後円墳)、1号墳(円墳)があります。ともに低い墳丘が残っています。鞍部から右側の急な斜面を登った山頂に3号墳があり、径20mの円墳で、横穴式石室が開口しています。全長6m、幅1.8m、高さ2mの規模で側壁には緩やかな持ち送りが見られます。袖部は埋まっていて不明瞭です。

3号墳開口部

3号墳玄室奥壁、石材は小型

3号墳玄室奥から入口方向

浦山1号墳

川原古墳

 篠山市川原、国道372号線と平行して走る県道303号線との間にある川原集落の民家裏庭にあります。墳丘はすでになく、横穴式石室が完全に露出しています。石材も一部失われていますが、全長8mくらいの規模と思われます。東西方向に主軸があるので、断定できませんが、西側が奥壁っぽいです。

国道372号線から見えています

西側、奥壁側か?

石室内部

玄室天井石

清水古墳群

 篠山市小野奥谷。国道173号線(綾部街道)と国道372号線(デカンショ街道)の交差点のすぐ西に南側から張り出した尾根が接しています。その先端を少し登ると1号墳があります。墳丘はすでに削平され、横穴式石室が全壊して現在は小さな社となっています。そこから、尾根の頂部へさらに登ると、2号墳があります。径14mの円墳で、半壊した横穴式石室が露出しています。全長8.3mの無袖式で、玄室は埋没しています。

1号墳、散乱しているのは石室の石材か?

2号墳、石室正面

2号墳石室内部

2号墳玄室、完全に崩壊している


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