圃場整備で出現した11基の群集墳


兵庫県南あわじ市湊里・里丸山古墳群

 2011年8月27日 現地説明会/南あわじ市教育委員会・南あわじ市埋蔵文化財調査事務所

 南あわじ市の湊里地区の圃場整備で、9基の古墳がまとまって見つかりました。昨年の調査でも2基が見つかっており、現時点で11基の群集墳が明らかになりました。六世紀末から七世紀後半までの長期間にわたって築かれた終末期の群集墳で、いずれも墳丘がほとんど残って居ませんが、石室の変化を知ることができる貴重な発掘例となりました。

 

 3号墳、径6mの円墳で、主体部は2.6m以上×0.9mの横穴式石室。七世紀中頃の築造で、七世紀後半に追葬あり。

 4号墳、径6mの円墳で、主体部は2.0m以上×0.9mの横穴式石室。七世紀中頃の築造です。

 5号墳、径5mの円墳で、主体部は2.7m以上×0.9mの横穴式石室です。出土した須恵器から、4号墳とほぼ同じ七世紀中頃の築造と思われます。

 6号墳、径6mの円墳で、主体部は竪穴式石室2基。北室(右)は0.95m×0.5m、南室は0.9m×0.6mの大きさで、七世紀後半、最後の古墳です。

 7号墳、径11mの最大の円墳で、主体部は3.5m×1.2mの横穴式石室。敷石が敷かれ、仕切石があります。

 7号墳に併設された箱式石棺。古墳は六世紀末の築造で、七世紀中頃と後半に追葬されています。

 8号墳、墳丘は不明で、主体部は横穴式石室。石材はほとんど残っていません。

 9号墳、径8mの円墳で、主体部は横穴式石室。内部はまだ未調査です。右奧に9号墳。

 10号墳、墳丘は不明で、横穴式石室の石材の一部が見つかっています。

 11号墳、墳丘は不明で、主体部は小型の横穴式石室ですが、石材はほとんど残っていません。


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