宮城県仙台市太白区中部(大野田古墳群)


  

 仙台市太白区大野田の地下鉄富沢駅の東側に分布する古墳群で、駅周辺の開発で前方後円墳1、円墳43基が確認されています。地図にある4基以外はすべて削平された状態で、さらに開発により、現状で残存しているのは王ノ壇古墳1基のみのようです。

春日社古墳跡

 右側の地図の10の位置、富沢駅の東300mにあった径32m、周溝の外径47mの仙台市内でも最大の円墳です。現在は消滅し、古墳の跡に説明板が立っています。墳頂から2基の埋葬施設が見つかり、そのうちの1基から革盾が発見されました。72×120cmの大きさで、木製の枠に革を張り、刺繍と漆で彩色されていました。鋸歯紋、綾杉紋、菱形紋が表現されています。五世紀前半の築造です。

富沢駅から東へ延びる道路沿いにある説明板

調査時の姿

保存された革盾

鋸歯紋

綾杉紋


鳥居塚古墳

 春日社古墳のすぐ東に存在した全長37m、後円部径24mの前方後円墳です。調査時、すでにほとんど削平されていて、埋葬施設も失われていました。五世紀末頃の築造です。

 


王ノ壇古墳

 右側の地図の8の位置、県道258号線沿いのスタバックスコーヒー隣にあります。径19mの円墳ですが、調査時には墳丘の東側が失われていました。埴輪片が見つかっており、五世紀末頃の築造と思われます。墳丘上には中近世の石碑、板碑が立っていましたが、現在は墳丘脇に集められています。

古墳の現状、東半分は県道の下

調査時の姿

王ノ壇古墳古碑群


<ホームへ戻る>

 

inserted by FC2 system