岡山県岡山市・千足古墳

装飾石室の三次元計測のため水を抜いたついでに見学会も実施!

 


千足古墳(岡山県岡山市北区新庄下) 

 石室見学会2009年10月10、11日/岡山大学文学部考古学研究室

 国史跡・千足古墳は石障に直弧紋などの浮彫が施された岡山県では唯一の装飾石室を持つ前方後円墳です。普段、石室内部は水没しているのですが、今回、岡山大学の研究チームによるデジタル三次元計測が行われるため、22年ぶりに水が抜かれ、この機会に石室を公開するという夢のような企画が開催されました。水抜き時には床面にかなりヘドロが堆積していたらしく、そのためか、直弧紋の下側が剥落・変色していて、大変痛々しい状態となっています。今後は文化庁と修復・保存方法を協議していくことになるそうです。もう水没させる訳にはいきませんね。

玄室内部

石障、手前の板石に装飾がある

22年前の直弧紋

今回確認された直弧紋、下側の劣化がひどい

あの金網が取り払われました

22年前の玄門部画像


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