帆立貝式古墳と確定、一段目は地山削り出しでした


岡山県岡山市北区新庄下「千足古墳」

 2013年1月26日 現地説明会/岡山市教育委員会

 保存整備工事に伴い、墳形の確認調査が行われました。その結果、前方部の墳丘端部を検出し、帆立貝式古墳と確定しました。また、一段目は地山を削りだして築いており、盛り土されているのは後円部の二段目以上のみでした。外形を削りだした跡の周溝状遺構には、墳丘から落下した埴輪片が多数落ち込んでいて、直弧紋のある靫形埴輪片も出土しました。

前方部北東端の墳丘端

トレンチ6、クビレ部付近の墳丘端と周溝状遺構、断面に埴輪片が露出

出土した直弧紋の靫形埴輪片

ダミーの直弧紋装飾石材がはめ込まれた石室


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