宮城県色麻町
■念南寺古墳 【県史跡】
色麻町四竈字東原、県道156号線に標識が出ており、北側の鳴瀬川に面した林の中にあります。全長52m、後円部径37mの前方後円墳で、幅8mの周溝が巡ります。五世紀頃の築造で、1997年に後円部から家形石棺が見つかっています。周辺には径10mほどの円墳22基が残っており、念南寺古墳群を形成しています。
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色麻町四竈字東原、県道156号線沿いに標識が出ています。その奧の民有地の林の中にあるらしい径8mの円墳です。
色麻町四竈字町、国道457号線沿いの伊達神社境内にあり、墳丘上に社殿が鎮座しています。径50mの大きな円墳で、過去に出土したという鏡が神社に伝わっています。
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色麻町四竈、上記の伊達神社から西へ500m進むと、道路の南側の農地の中に点々と墳丘が残っています。約500基からなる大古墳群でしたが、墳丘が残っているのは30基ほどで、ほかは水田の下に埋まるか破壊されています。ほとんどが5〜20mの円墳で、川原石を積んだ横穴式石室を主体としています。七世紀後半〜八世紀前半の築造です。
色麻町黒沢字北館、県道156号線の東側の農地の中に墳丘が見えています。現状で径15mの円墳ですが、本来は径23mの円墳で周溝が巡っていました。周辺の調査で3基の埋没古墳が見つかっていますが、おそらくさらに多くの古墳が埋まっていると思われます。