大阪府茨木市・紫金山古墳

南側を大きく見せる構造


●大阪府茨木市 紫金山古墳

●2004年8月29日 現地説明会/京都大学大学院文学研究科考古学研究室

 3年計画の2年目として、墳丘南側の範囲と形状が調査されました。その結果、墳丘の大部分が地山を削り出して築かれており、前方後円形は左右対称ではなく、テラスが南東方向に傾斜しており、南側、東側からより大きく見えるように築造されているようです。また、大阪府柏原市の松岳山古墳と同じ鰭付円筒埴輪の破片が出土し、同時期の築造と考えられます。

前方部南側トレンチ、斜面は地山

北側クビレ部の裾部葺石


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