愛媛県四国中央市西部(旧土居町・伊予三島市)の古墳


■旧土居町

丸薮古墳

 旧土居町津根、狭い県道沿いにある長津公民館のところから、南の山側へ100mほど登っていくと、町道沿いに周りを開墾された小さな茂み状態で取り残されています。薮をかき分けて、中に入ると、小さな横穴式石室が開口しています。玄室の盗掘孔から内部に入れますが、玄室長4m、幅高さとも1.5mくらいの規模ですが、保存状態は割と良好です。

大空高原古墳群

 2、5号墳が県史跡。旧土居町野田、上野田・大空・高原の三支群からなる古墳群の総称で、かつて17基が存在し、7基が現存しています。上野田公民館の前の道路の下に上野田1号墳があります。横穴式石室の石材が露出しています。

古墳の上を道路が通っている

石材露出

 公民館のすぐ南の農地の中に上野田2号墳があります。径8mほどの円墳で、横穴式石室が西に開口。全長6.2m、玄室長2.9m、幅2.1m、高さ1.5m、羨道長3.3m、幅1.2m、高さ1.1mの両袖式で、奥壁の前に棺床が残っています。小型の割石を積み上げた石室ですが、保存状態は良好です。

古墳正面

羨道

玄室、奥壁手前に棺床がある

奥から玄門部、玄室の床が一段低くなっている

 2号墳の真南300m、村上さん宅のすぐ裏に高原5号墳があります。径10mの円墳で、横穴式石室が東向きに開口。全長6.2mの両袖式で、2号墳と同様、棺床があり、玄室が一段低くなっています。近くの養鶏場の中にも1基あるらしい。

古墳正面

羨道

玄室、ここにも棺床がある

奥から玄門部、玄室の床がやはり一段低くなっている


■旧伊予三島市

横地山箱式石棺群

 市史跡。旧伊予三島市三島公園内の最高所にあります。1、2号石棺は頂上部にあり、周囲を河原石で囲った径7.5m、高さ1mの墳丘上に並んでいます。頂上から少し下の方に3号石棺があるらしいのですが、見逃しました(説明板には1、2号のことしか書かれていない・・・)。弥生時代後期の墳墓です。

周囲を河原石が囲む墳丘

2号石棺

端華の森(たんがのもり)古墳

 市史跡。旧伊予三島市上柏町、松山自動車道三島・川之江インターから側道を西へ進むと、ドーム状の建物があり、その内部に石室が保存されています。墳丘はほとんど残って居ませんでしたが、主体部は横穴式石室が2基、直行する形で残っていました。1号石室は長さ9.1m、玄室幅2.1mの両袖式で、奥壁の前に棺床が設けられています。何度も追葬されていて、出土した須恵器が原位置で復元展示されています。2号石室は小型の石材で築かれていて、長さ4.3mの規模です。

1号石室

1号石室、奥より

1号石室、横から、奥に2号石室

2号石室、横から


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