宮城県白石市
■郡山横穴古墳群 【市史跡】
白石市郡山字穴ノ前19、県道50号線から東へ曲がり、踏切を渡ってしばらく行くと左の崖面に横穴群が見えてきます。凝灰岩の崖面に上下3〜4段に築かれた67基の横穴墓からなり、形態が天井の丸いドーム型と四角いアーチ型?とに分かれています。7〜8世紀頃に営まれたと考えられています。
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白石市緑ヶ丘二丁目、白石市東部の丘陵上に築かれた古墳群で、50基以上存在しましたが、宅地造成で多くが破壊され、現在は団地内の二つの古墳公園内に9基が保存されています。西側の第一古墳公園内にある12号墳(瓶ヶ盛古墳)は全長56mの二段築成の前方後円墳で、周溝が巡っています。
12号墳の後円部に隣接して、19号墳の横穴式石室が移築されています。元は径11mの円墳でしたが、宅地造成で消滅しました。また、前方部側には18号墳(山の神古墳)の箱式石棺が移設されています。元は五世紀後半の径22mの円墳で、12号墳に次ぐ大きさでしたが、こちらも宅地造成で消滅しました。
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第一古墳公園の東300mに第二古墳公園があります。ここには20〜22、25号墳が保存されています。20号墳は全長18mの小さな前方後円墳です。21、22号墳はともに径10mほどの円墳、25号墳は径14mの円墳です。
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白石市斉川字弥平田、斉川道祖神社の東700m、弁財天の小堂の裏山上にあります。前方後円墳1、円墳4基からなります。主墳の亀田古墳は全長42mの帆立貝式古墳で、五世紀後半の築造とされています。墳頂には石材が露出していますが、埋葬施設なのかは不明。
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