鳥取県鳥取市・倭文古墳群

尾根上の古墳群から完形の短甲が出土


●鳥取市倭文 倭文古墳群

●2003年12月26日 報道発表/鳥取市文化財団

 中国横断自動車道姫路鳥取線の工事に伴う調査で標高80mの尾根上に、中世の城の堀とともに、古墳8基が検出されました。そのうち、尾根先端部にある6号墳から短甲がほぼ完全な形で出土しました。県内では古郡家1号墳に続き2例目となります。また、長さ106cmの長刀2本と杏葉などの馬具、鉾も出土しました。5世紀末の築造と見られます。

尾根を断ち割って墳丘を区画

主体部は土坑で岩盤を削り込んでいる


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