床面を検出し、豪華副葬品出土


三重県志摩市阿児町志島「志島古墳群4号墳(塚穴古墳)第2次」

 2013年11月10日 現地説明会/志摩市教育委員会

 志島古墳群4号墳(塚穴古墳・市史跡)は海に面した断崖上に存在し、海蝕が進んで、いずれ石室が崩壊する可能性が出てきたため、三カ年計画で発掘調査が行われています。今年度は横穴式石室の床面を検出し、全長7.7m、幅2.2m、高さ2.5mの規模と判明しました。かなり埋まっていた玄門付近からは閉塞石が出土、床面には小型の礫が敷き詰められていました。玄室から鉄釘、鉄鏃、銅碗、鈴、耳環、勾玉、ガラス玉など豪華副葬品が出土しました。築造時期は出土した須恵器から六世紀末〜七世紀初頭と思われます。

周囲が伐採されて墳丘がよくわかります

石室入口、狭い羨道に閉塞石を検出

土砂が除去された玄室

玄室奥壁、床面にはまだ遺物が放置状態

玄門付近奧から、袖は狭い

出土品


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