三世紀前半の前方後円形墳丘墓が集中する特異な地域


■岐阜県富加町夕田「杉洞1号古墳」

 2017年2月12日 現地説明会/富加町教育委員会

 杉洞1号古墳は、三世紀前半に築造された前方後円墳である県史跡・夕田茶臼山古墳の西1.5kmにある全長30mほどの前方後円墳で、確認調査が行われました。その結果、前方部のトレンチから弥生末期の高坏が出土、夕田茶臼山古墳と同時期の築造であることがわかりました。後円部中央は大きく抉られていましたが、墓壙は残っている可能性が高く、埋葬施設は木棺直葬と推定されます。近くには、もう1基の前方後円墳・蓮野古墳があり、引き続き調査されるそうです。

後円部側

後円部中央、墓壙の痕跡が見つかる

前方部トレンチの埋納された高坏


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