奈良県大和郡山市・水晶塚古墳
埋没していた二重周濠の前方後円墳
●2002年3月10日現地説明会/奈良県立橿原考古学研究所
京奈和自動車道予定地内の調査で埋没していた二重の周濠を確認。周辺の畦や水路の様子から墳丘全長50mくらいの帆立貝式古墳であることがわかりました。周濠内から多量の埴輪・木製品が出土し、並べ方を推測する貴重な資料となりました。出土土器などから6世紀前半の築造と推定できます。
調査区の航空写真 内濠の埴輪・木製品出土状況 鳥形木製品の翼、国内最大級 蓋形埴輪