東京都台東区・北区の古墳
◆摺鉢山古墳
台東区上野公園5、東京文化開館の裏にあります。現存長70m、後円部径43mの前方後円墳ですが、墳頂は元清水観音堂が建てられていたため、削平されています。五世紀後半頃の築造です。
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北区王子一丁目。JR王子駅西側の飛鳥山公園の中にあります。径31mの円墳で、幅3.8mの周溝が巡ります。主体部は切石積みの胴張型横穴式石室ですが、調査時、大きく破壊され、左側壁の最下段と敷石の一部だけが残っていました。他に、削平された古墳がいくつか見つかっています。また、飛鳥山自体が東日本最大級の弥生中期の環濠集落跡になります。
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北区十条台一丁目。北区中央公園内の文化センター横の保存施設内にあります。赤羽台古墳群は赤羽台四丁目の星美学園敷地内にありましたが、東北新幹線の工事で発見され、現在1号墳が現地保存。他はすべて発見時には削平されていました。3号墳石室は解体せずに移設されたそうです。現状、ガラスが汚れて見づらいですが、石室の基底部だけが残っていて、玄室床面に小石とともにカキ殻が敷かれていました。石材は千葉県富津市産の房州石です。
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北区中十条二丁目、JR東十条駅の西の台地上にあります。江戸時代から続く富士信仰の対照となっていますが、古墳を再利用したものと考えられています。周辺からは埋没古墳が見つかっており、古墳群を形成していたようです。
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