山形県高畠町安久津古墳群
■安久津古墳群 【管理人推薦】
高畠町安久津、国道113号線沿いにある「まほろば古の里歴史公園」と安久津八幡神社、およびその裏山一帯に広く分布する古墳群で、8支群に分かれ、35基現存しています。
裏山の西端、国道113号線沿いに羽山公園へ登っていく道があり、その途中にあります。羽山支群で唯一現存する古墳です。墳丘は大きく改変されていますが、横穴式石室が開口しています。羨道はほとんど滅失。玄室は小さいですが。良好に残っています。
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「まほろば・古の里歴史公園」の中に2基の古墳が復元保存されています。2号墳は径22mの円墳で周溝が巡り、横穴式石室が開口。ただし、墳丘、石室ともほとんど復元です。石室は全長4.9m、地元の凝灰岩を切石風に加工して構築しています。出土した土器から七世紀後半の築造とされ、前庭部は七世紀末頃の追葬時に作り替えられているそうです。
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となりに1号墳がありますが、詳細不明。調査時ほとんど破壊されていましたが、こちらも墳丘が復元されています。
「まほろば・古の里歴史公園」の東にある安久津八幡神社裏山にあり、10基からなりますが、訪問時は薮が酷く、いくつか見つかりませんでした。神社本殿の西側の山裾に1号墳があります。小さな横穴式石室が残存。安久津2号墳石室と同じ凝灰岩を使用しています。
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1号墳の北に2号墳がありますが、石材が露出している程度です。
さらに北に3、4号墳が並んでいます。3号墳は横穴式石室がほぼ完存。入口は切石風の凝灰岩で構築しています。
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すぐそばの4号墳も横穴式石室がほぼ完存しています。構造が3号墳に良く似ています。奥壁は一枚ではありません。
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神社の真裏あたりに8号墳があります。小さな石室で崩れ掛かっています。他の古墳は薮に覆われ、発見できませんでした。
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