香川県高松市東部の古墳


久本古墳 【管理人推薦】

 市史跡。高松市新田町2009、県道30号線から東へ200m入った道路沿いにあります。墳丘は盛り土がかなり失われていますが、径20m以上の円墳と思われます。横穴式石室はかなり露出していますが、ほぼ完存。全長10.8m、玄室長4.5m、幅2.4m、高さ3.3m、羨道長6.3m、高さ2.1mの両袖式で、古宮古墳とともに市内でも最大級の規模です。玄室奥壁には高さ1.7mの位置に巨大な石棚が設けられています。県内では唯一の石棚で、下に陶棺が置かれていました。また、柱石で玄門、羨門を明確にしています。

石室正面

羨道

玄室奥壁、巨大な石棚

奧から

山下古墳 【管理人推薦】

 高松市新田町、久本古墳の北800m、岡山公民館のそばにあります。墳丘はほとんど失われていますが、石室は良く保存されています。全長9m以上、玄室長5m、幅2.7m、高さ2.7m、羨道幅1.5mの両袖式で、羨門が破壊されているのが惜しいです。奥壁、側壁は基底部に大きめの腰石を据え、その上に小さめの石材を積んでします。注目すべきは玄室天井石で、巨石1枚で構架しています。久本古墳に先行すると考えられる巨石墳です。

石室正面

羨道

玄室奥壁、石材は小さめ

奧から

高松市茶臼山古墳 【管理人推薦】

 県史跡。高松市新田町、前田西町、東山崎町にまたがる茶臼山山頂にあり、ちょうどその境界線上に後円部があります。全長66m、後円部径25mの前期前方後円墳で、1969年の調査で、後円部中央に二基の竪穴式石室が発見されました。南側の第一主体は5.45×1.1×1.35mの規模で、安山岩の板石を整然と小口積みしています。二体の埋葬が確認され、鍬形石や画文帯神獣鏡などが出土し、畿内色が強い石室です。北側の第二主体は5.9×0.8×0.65mの規模で、安山岩の塊石を使用し、一見粗雑な積み方をしています。鉄製品が副葬されていました。調査後、石室は元の姿に復原されています。前方部や墳丘外にも、小規模な埋葬施設が6基確認されています。時期的に積み石塚が多く築かれた頃に、突如として築かれた畿内政権の橋頭堡と考えられる古墳です。なお茶臼山は、墳丘のすぐそばまで、山が削られ、かなり危険な状態ですが、大丈夫なのでしょうか?

第一主体、向こう側に第二主体

第二主体

第一主体内部

第二主体内部

三谷石船古墳 【管理人推薦】

 高松市三谷町、三郎池の東の県道43号線沿いにあります。全長88m、後円部径44mの三段築成の前方後円墳で、県下では三位の大きさです。ため池が隣接していますが、周濠ではないようです。後円部に鷲ノ山産の石で造られたくり抜き式舟形石棺の棺身があり、周囲に蓋らしい石材が散乱しています。2.7×0.8×0.4mの大きさで、造り付けの石枕があり、側面には浮彫で一本のラインが入っています。五世紀前半の築造と思われます。

 

くり抜き式石棺

石枕、

矢野(矢野面)古墳 【管理人推薦】

 高松市三谷町、三谷石船古墳の西1km、三郎池西側の農地の中にあります。現状で径15mの円墳です。南西向きに横穴式石室が開口。玄室長3.8m、幅2m、高さ3m、羨道長5.7m、幅1.2m、高さ1.7mの両袖式で、羨道が一部破壊されていますが、巨石を使用した大型の石室です。

石室正面

羨道

玄室奥壁

奧から


<ホームへ戻る>

 

inserted by FC2 system