香川県高松市西部の古墳


石ヶ鼻古墳

 市指定史跡。高松市国分寺町福家、国道32号線相生北交差点から県道39号線を西へ曲がり、500mほど行くと北側の山裾にあります。見晴らしの良い丘陵南斜面に築かれた径8mの円墳ですが、本来は15mはあったと思われます。南に開口する横穴式石室は羨道がやや破壊されていますが、玄室は完存。玄室長4m、幅2m、高さ2mの両袖式で、側壁はやや持ち送りのある乱石積みです。

墳丘、正面から大きく見える

石室正面

玄室奥壁

奧から

石舟石棺

 高松市国分寺町新名、県道183号線から少し西へ入った石舟天満宮境内にあります。石棺材の産地である鷲ノ山の麓、石舟池の堤防下から発見された古墳前期の割竹形石棺で、3.5m×0.9mの大きさです。内部には石枕が作り付けられています。

石棺横から

石枕あり

国分寺六ツ目古墳

 高松市国分寺町福家六ツ目、六ツ目霊園の奧に登り道があります。高松自動車道の建設で現在地へ約35m移設されました。全長21.4m、後円部径12.4m、前方部長9.5m、幅7.8mの前方後円墳で、前方部がバチ形に開いた古い形をしています。墳丘は地山を削って整形し、後円部に60cm盛り土して周囲に列石を巡らしています。後円部に3基の主体部があり、第1主体は3.2m×0.51mの竪穴式石室ですが、蓋石はなく、石室内に割竹形木棺が納められていました。第2主体は粘土槨に木棺直葬、第3主体は第1主体を切る形で築かれた小型の箱式石棺で、周囲を礫で囲まれています。

復元墳丘、列石付き

実測図

3つの主体部

第3主体の箱式石棺


古宮古墳 【管理人推薦】

 市指定史跡。高松市鬼無町山口、高松西高校の南隣りにあります。墳丘はかなり破壊されていますが、径20m以上の円墳と思われ、市内でも屈指の大型横穴式石室が良好に残っていて、自由に見学できます。入口は埋まっていますが、羨道の天井部が開口、入室用の階段付きです。玄室長6.41m、幅2.14m、高さ3.24m、羨道幅1.58mの両袖式で、奥壁は巨石を二段積み。天井石も巨大です。

石室正面、入口が埋まっていますが・・・

羨道天井が開口、階段付きです

玄室奥壁、巨石二段積み

奧から玄門部

平木1号墳

 高松市鬼無町山口、高松西高校西体育館の隣に復元保存されています。径18.2mの円墳で、幅1.6mの周溝が巡ります。玄室が完存する横穴式石室が南に開口。全長11m、玄室長6m、幅1.8m、高さ2.5mの両袖式ですが、羨道部はかなり破壊されています。奥壁や天井には巨石を使用し、床には石を敷き詰めています。すぐそばの古宮古墳に規模は劣りますが、市内でも有数の大型石室です。

正面から

開口部、袖石が見えます

玄室

奥壁

神高古墳群

 高松市鬼無町山口、古宮古墳の東、神高池の北西に3基の近接する横穴式石室が露出しています。道路脇に開口する石室(1)は市道拡幅工事で調査された神高池北西古墳と思われます。30m西の民家前に半壊した石室(2)が完全に露出しています。市道を挟んだ池の中にも石室の残骸(3)が見えています。

道路沿いに3基の石室がある

(1)の石室、神高池北西古墳か?

(2)の石室、石室露出

(3)の石室、神高池に水没


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