八十塚古墳群と同時期の横穴式石室を検出


■兵庫県西宮市高塚町28「高塚1号墳」

 2016年12月10日 現地説明会/西宮市教育委員会

 高塚1号墳は西宮市の山手の高級住宅地内に残されていた独立丘陵の頂部に築かれた径11mの円墳です。今後、開発されることになり、事前調査が行われました。その結果、横穴式石室を検出しました。石室は全長8m以上、玄室長4m以上、高さ1.6m、羨道長4mの右片袖式で、奥壁と天井石はすでに失われていました。また、開口部には短い列石がありました。石室の床面は良好に保たれていて、須恵器、土師器、玉類などが出土しています。須恵期の編年から六世紀末〜七世紀初頭の築造と思われます。高塚古墳群のすぐ北には横穴式石室を主体部とする八十塚古墳群があり、ほぼ同時期に近接して二つの後期群集墳が営まれていたことになります。

墳丘、石室正面側

羨道入口付近、須恵器は出土状態のまま

石室の石組み、左側はまだ掘られていない

玄室内の出土品、出土状態のまま


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