滋賀県高月町・長浜市(旧浅井町・湖北町)の古墳


古保利古墳群 【国史跡】

 琵琶湖に面した高月町西野山の尾根上に並んだ130基からなる大古墳群で、前方後円墳7、前方後方墳8、円墳77、方墳38からなり、発生期から終末期まで連綿と築造されています。

   3世紀中葉の築造と思われる小松古墳(前方後方墳)


姫塚古墳 【県史跡】

 高月町東柳野、これまで前方後円墳と思われていましたが、2003年の調査で、検出した葺き石の状況から、周濠が巡る全長78mくらいの前方後方墳と判明しました。築造時期は出土土器から三世紀後半〜四世紀前半と思われます。


松尾宮山1号墳 【管理人推薦】

 高月町松尾、大森古墳から北へすぐの南斜面にある17m×13mの方墳で外護列石が巡っています。横穴式石室は天井石を失っていますが、全長8.5m、幅1.4mの無袖式で、くり抜き式家型石棺が置かれていました。40m下にある2号墳は石室基底部と石棺の一部が残っていましたが、今は埋め戻されて、お供えだけがその所在地を示しています。

1号墳

1号墳石室と石棺

1号墳石室奥から

3号墳?


唐川宮山古墳群

 高月町唐川の湧出山の南麓、赤後寺本堂裏の崖っぷちに1基、石室が露出しています。崖崩れがあれば消滅必至、現在立入禁止です。また、隣接する日吉神社鳥居前を左へ登っていくと、これも崖っぷちに3号墳石室が露出しています。こちらは全長6.2mの両袖式ですが、石室見学も命がけです。

1号墳石室

1号墳石室側壁

3号墳石室

3号墳石室奥より


大森古墳(山畑1号墳)

 高月町松尾の丘陵先端、クボタ工場のすぐ横にあります。1号墳は尾根上に分布する古墳群中唯一の前方後方墳で、全長62m、2002年の調査で後方部から庄内式土器が出土し、三世紀前半の築造と見られます。また、三世紀後半に後方部にさらに盛り土を高くし、方形張り出し部を加えて双方中円墳に作り替えられているらしいことがわかりました。 すぐそばに小円墳の2号墳があります。

 


横山神社古墳

 高月町横山の横山神社境内にある全長36mの前方後円墳です。石材が露出しており、主体部は横穴式石室と見られます。

 


父塚古墳

 高月町東阿閉の道路沿いに公園として保存されています。周濠をもつ径40mくらいの円墳ですが、前方後円墳の可能性もあります。前期の築造と思われますが、内容はほとんど不明です。

 


塚原古墳群

 長浜市旧浅井町醍醐の山林内にある64基からなる群集墳です。醍醐集落の川沿いのごみ集積場そばに醍醐遺跡の説明板があり、そこから50m東の民家裏から南の山林内へ入っていく林道があります。山林内へ入ると、林道沿いに円墳が点在しています。中程で右側にやや大きな円墳があり、道の反対側へ回ると、石室が開口しています。これが唯一横穴式石室が完存している13号墳です。玄室前壁部が開口しており、羨道は埋まっていますが、玄室長4mほどで、持ち送りの急な構造です。

13号墳石室開口部、羨道は埋まっている

13号墳玄室

13号墳奥から入口方向

その他の円墳


尾上の石棺

 

 長浜市旧湖北町尾上の集落内にある相頓寺の鐘楼横に石棺材が置かれています。左側の石材には組合せ用の浅い溝が彫られており、明らかに組合せ式石棺の底石です。右側の板石も同じ材質のようですが、石棺材かどうかよくわかりません。鐘楼の反対側にも、溝が彫られた石材があり、これも底石の一部と思われます。

13号墳石室開口部、羨道は埋まっている

13号墳玄室


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