大分県竹田市の古墳


市用横穴墓群 【市史跡】【装飾古墳】

 

 竹田市市用236、公民館横の市用平園天満社境内の崖面に11基の横穴が開口しています。入口は二段に庇が造られ、内部には簡素な屍床が作り付けられています。そのうち三基の庇の内側が全面赤く塗られていて、鮮やかな赤色顔料が残っています。

赤色顔料が塗られた横穴群

庇内側の赤色顔料

庇内側の鮮やかな赤色顔料

この変な浮彫は後世のものらしい


七ツ森古墳群 【国史跡】

 竹田市菅生字戸上370-2、国道57号線沿いにあり、すぐわかります。岩戸山や王塚よりも・・・、ここはある意味、九州で最も有名な古墳群かも知れません。ただし、古墳群としてではなく、彼岸花の群落の名所としてですが。元々は名前の通り7基の古墳がありましたが、現存するのは4基です。A号墳は径20mの円墳で、子供用の小さな舟形石棺が見つかっています。B号墳は全長51m、後円部径28mの柄鏡式の前方後円墳で、主体部は組合せ式箱式石棺です。他にC号墳は前方後円墳、D号墳は円墳です。豊肥地区では最古の前期古墳群と言われています。

A号墳、円墳

B号墳、柄鏡式前方後円墳

C号墳、前方後円墳

D号墳、円墳


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