京都府与謝野町・滝谷古墳群

丹後屈指の大型中高式天井石室を発見


滝谷古墳群(京都府与謝野町明石) 現地説明会2008年7月6日/与謝野町教育委員会

 農道拡張工事に伴い、6基中、1、2号墳が調査され、新たに7、8号墳が発見されました。1、2号墳は元々天井石が露出していましたが、ともに横穴式石室が良好に残っていました。1号墳は、列石が二重に巡る径16mの円墳です。横穴式石室は全長8.23m、玄室長5.04m、幅1.81m、高さ1.9m、羨道長3.19m、幅1.4m、高さ1.47mの両袖式で、玄室奥壁は1枚石、天井は中央部が高くなる中高式天井です。同様の構造は、町内で4基目ですが、鳥取県東部に多い石室で、関連が窺われます。また、入口付近で、西日本では珍しい銅椀が見つかりました。内部は残念ながら盗掘されていましたが、規模や構造からみて、かなりの有力者の墓と思われます。2号墳は1号墳に先行する径16mの円墳で、列石、周溝が巡ります。横穴式石室は石積みがやや雑で、天井もフラットです。玄室長4.05m、幅1.75m、高さ1.8m、羨道幅1.2mの左片袖式で、床面には、埋葬時の須恵器と平安時代に盗掘されたときの混入土器が入り交じっています。7号墳は、1号墳に隣接して築かれた、終末期の小石室で、全長4.8m、幅0.9m、高さ1.1mの規模で、無袖式です。8号墳は、農道斜面に、列石の一部が発見されましたが、内容は不明です。

1号墳、中高式天井の大型石室

1号墳玄室奥壁

1号墳出土の銅椀

2号墳

2号墳奧から

7号墳


<ホームへ戻る>

 

inserted by FC2 system