大阪府柏原市・玉手山3号墳
安福寺装飾石棺の身の部分、発見できず
■玉手山3号墳第3次(大阪府柏原市旭ヶ丘一丁目)
現地説明会/2008年9月21日/大阪市立大学日本史研究室
前期の前方後円墳を中心とした、玉手山古墳群のうち、最高所に位置する3号墳の調査が行われました。今回の第3次調査の最大の目的は、3号墳出土と伝えられる有名な安福寺装飾石棺蓋の身の部分を発見することで、後円部の埋葬施設が調査されました。主体部は結晶片岩で築かれた竪穴式石室と見られますが、すでに大きく破壊されていて、痕跡を残すのみでした。状況から見て、石棺が納められていた可能性は充分ですが、残念ながら石棺の身は破片すら発見されませんでした。出土品としては、四世紀初め頃の埴輪片、小札革綴冑の小札、鉄製武器などがあり、大和政権と強く結びついた河内の豪族の姿が浮かんできます。
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