奈良県大和郡山市・田中垣内遺跡

奈良盆地北部で初の大規模集落


●奈良県大和郡山市田中町 田中垣内遺跡

●2002年7月14日現地説明会/大和郡山市教育委員会

 弥生時代後期の環濠の一部と古墳時代前期の竪穴住居が16基確認されました。この時期の大規模な集落が奈良盆地北部で発見されたのは初めてになります。環濠は人為的に埋められており、その後3世紀頃に北東側に直径60mの円形区画が溝で造られ、その内外に住居が営まれていました。住居からは排水溝が円形溝に伸びており、円形溝から流れ出た排水を一旦プールして不純物を沈殿させる水溜状遺構も発見されました。

溝と水溜状遺構、向う側は竪穴住居祉

縦板組構造をもつ3世紀後半の井戸


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