兵庫県丹波市東部(旧春日町)の古墳
◆二間塚古墳
県史跡。春日局のふるさと、春日町多利2872、舞鶴若狭自動車道と県道284号線が交差する東の山裾に「かすかべ保育園」があり、その前の旧道沿いにあります。全長34m、後円部径20mの前方後円墳で、周濠の痕跡も見られますが、開墾のため、墳丘が一部削られています。内部主体は不明ですが、五世紀後半〜六世紀初頭の頃の築造と思われます。

◆塩が谷古墳
春日町野上野、二間塚古墳の前の旧県道を南へ1.5km行くと、道沿いに野々間遺跡銅鐸出土地があります。そこの銅鐸出土地点の東の竹薮に覆われた尾根先端にあります、封土がほとんど流出し、石室の天井石がむき出しになっていて、天井部がわずかに開口しています。入り口が狭く、内部には入れそうもないですが、案内してくれた地主さんによると、子どもの頃には、良く中に入って遊んだそうです。ちなみに、私が場所を尋ねると、何十年ぶりかで古墳のことを思い出したそうです(^^;)。
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◆山田樹源寺古墳群
春日町山田、樹源寺の背後一帯に分布しています。本堂背後の山林に最大の樹源寺古墳があります。斜面を大規模に造成した径15mの円墳で、横穴式石室の巨大な天井石が露出していますが内部はほとんど埋まっています。南西50mに道路を挟んで、樹源寺西古墳があります。斜面に横穴式石室の基底部だけが露出しています。東の尾根に東1、2号墳があるそうですが、発見できませんでした。
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◆天王稲荷古墳
春日町長見の山麓の林の中、市天然記念物の山桜が古墳を覆うように生えています。墳丘は流失し、横穴式石室が完全に露出して稲荷社が祭られています。床がかなり埋まっていますが、内部を覗くと、かなり長い石室のようです。巨大な天井石にからんだ山桜の根と苔が神秘的な雰囲気を醸し出しています。
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◆歌道谷(うとだに)古墳
春日町歌道谷の船城神社の石段下から西の山林内へ入っていき、猪除けのフェンスに沿って、少し下ると、石室が露出しています。墳丘は径10mほどの円墳で、石室は現存長6.5m、幅、高さとも1.5mほどの規模で、羨道部は失われているようです。神社に行く道の手前の左側竹林先端にも半壊した横穴式石室が露出しています。
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◆坂古墳群 【管理人推薦】
春日町坂、国道175号線と北近畿豊岡自動車道に挟まれた斜面に分布し、前方後円墳2、円墳6基からなります。国道沿いにある送電塔の東から登り、右手の林の中に進むとすぐに2号墳があり、その先、右側の薮の中に3号墳、左側の自動車道沿いに1号墳があり、それぞれ石室が開口しています。その他の古墳は薮に埋もれたり、崩壊したりで、判然としません。
■1号墳
北近畿豊岡自動車道を走っていると、歌道谷トンネルの手前に石室が見えています。全長22mの前方後円墳で、後円部の南西方向に横穴式石室が開口しています。玄室長4.22m、幅2.41m、高さ2.6m、羨道長1.95m、幅1.45mの両袖式で、玄門部は袖部が左右不均等で天井が一段低くなっています。春日町内では最大規模の石室で、奥壁上部の隅には、珍しい三角持ち送り式天井が見られます。
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■2号墳
現存長18mの前方後円墳と見られます。後円部北西に横穴式石室が開口。玄室長3.55m、幅1.7m、高さ1.75m、羨道長1.62m、幅0.75mの両袖式で、1号墳よりは小型の石室です。ここでも、三角持ち送り式天井が見られます。前方部はかなり崩壊していますが、墳丘の隙間から石材がわずかに見えているので、双室墳の可能性があります。
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■3号墳
径14mの円墳で、墳丘は半壊して横穴式石室の天井石が露出しています。石室も羨道部が破壊されていますが、現存長4.2m、玄室長3m、幅1.82m、高さ1.78mの規模です。石材は表面をあまり整えずに使用しています。
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