天理市石上地区の古墳


ハミ塚古墳(8-D-86)

 天理市岩屋町、名阪国道天理東IC北側にあります。墳丘は南側を道路で削られていますが、東西49m、南北45mの方墳で南側を除いてコの字に周溝が巡っています。1995年からの発掘調査により、巨大な横穴式石室が検出されました。石室上部は失われていましたが、推定全長12m、玄室長5.7m、幅3.44〜2.92m、羨道幅1.8mの両袖式で玄室内には白黒の小石が敷き詰められ、大型のくり抜き式家形石棺が割られた形で残っていました。蓋は推定270cm×138cm×58cmで縄掛突起が長辺に3個ずつついています。身は258cm×133cm×93cmの規模です。現在石室は埋められて元の果樹園となっていますが、石室先端部分のみ見学できるように整備されました。


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