京都府山城町・椿井天上山古墳


 京都府山城町の椿井大塚山古墳のすぐ南にある椿井天上山古墳の後円部東端が調査されました。墳丘は中世に山城として利用されていましたが、大きな改変はされておらず、後円部径80mくらいであることがわかりました。また、墳丘上から古墳時代初頭の供献土器(高杯、二重口縁壷、直口壷)の破片が出土し、椿井大塚山古墳に続く時期の首長墓であることが推定できます。また、JR奈良線が後円部を分断した時に出土したと見られる石室の天井石が近くの光明寺境内に保管されていることが今回確認されました。前方部は宅地化しておりほとんど残されていません。

 後円部東側の墳丘裾。

 鉄道で真っ二つに分断された後円部

 近くの光明寺境内に保存されている石室

 天井石


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