前方部角に渡り堤を確認


奈良県桜井市茅原・茅原大墓古墳第5次

 2012年2月18日 現地説明会/桜井市教育委員会

 第5次調査では東西のくびれ部と前方部北東隅が調査されました。くびれ部では一段目の葺石が良好に残っていました。早い段階で埋まってしまったと考えられます。西くびれ部では一段目の平坦面に円筒埴輪列が検出されました。また、同じ平坦面に、墳丘上の円筒埴輪や壷形埴輪を転用した埋葬施設が2基みつかりました。前方部北東隅は位置が確認され、その西側に幅7mの渡り堤が見つかりました。渡り堤は盛り土で築かれ、葺石が葺かれていたので、築造時から計画的に築かれたと思われます。

前方部北東隅(上側)と渡り堤

 

渡り堤、右手前が前方部

西側クビレ部一段目、白線が埋葬施設

一段目テラスの円筒埴輪列


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