茨城県筑西市の古墳
筑西市女方に分布する古墳群で、かつて四十八塚と呼ばれるほど古墳が存在していましたが、現存するのは3基です。弁天塚古墳(1号墳)は国道50号すぐ南側の日立化成体育館の南にある全長33mの古墳で、墳形は不明ですが、前方後円墳の可能性があります。すぐ南にある猫塚古墳(2号墳)は径12mの円墳です。さらに600m南の市道沿いの民家内に神明塚古墳があり、ここには標柱があります。径15mほどの円墳です。
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筑西市(旧関城町)船玉にあり、墳丘上に船玉神社が鎮座しています。一辺35mの方墳で周濠が巡っていたようです。県内最大の横穴式石室が石段の横に開口、全長11.5m、奥室長5.05m、幅2.75m、前室長3.2m、幅2.36m、羨道長2.14mの複室構造で、羨道部は天井石を失い、各室は仕切石で区画しています。奥室には箱式石棺状の施設があります。赤、白色を使用した彩色壁画の存在でも知られ、奥室奥壁・左右側壁・前室右側壁にユギ、鞆、船?、長方形状紋、小円紋などが描かれています。周辺には円墳が数基あり、古墳群を形成しています。
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2011年3月11日に発生した東日本大震災のため、墳丘上に船玉神社が倒壊してしまったらしいので再訪してみました。神社は石段以外、すべてなくなって、墳丘上は更地となっていました。
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筑西市中舘、真岡鉄道折本の南の線路沿いに富士東古墳(浅間山)があります。全長45mの前方後円墳です。その南東300mの農地の中に富士東古墳(寺うしろ山)があります。径20mの円墳です。いずれも詳細不明です。
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筑西市徳持、県道14号線が小貝川を渡る橋の南にあります。全長141m、後円部径82mの大きな前方後円墳で、後円部は良好に残り、墳丘上に神社が建てられています。前方部はかなり削られて、現在は低い墳丘が残っています。四世紀末〜五世紀初ころの築造です。
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筑西市村田、県道14号線の東側の丘陵縁辺にあります。全長68.6m後円部径35mの前方後円墳で、五世紀末〜六世紀初の築造とされています。
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筑西市宮山、宮山ふるさとふれあい公園内にあります。宮山観音堂の後ろにあり、全長92m、後円部径45mの前方後円墳です。前方部が低くて長く、くびれ部が参道で分断されてしまっていますが、墳丘は良好に残っています。
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筑西市西方新田、県道23号線が関東鉄道常総線と交差する踏切の北東の林の中に2基の古墳が東西に並んでいます。東側の西方古墳は径38mの円墳で、墳頂に稲荷社が祭られています。その西100mにある西方新田古墳は径27mの円墳で、墳頂に庚申様が祭られています。詳細は不明です。
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筑西市野殿、正栄デリシィ(旧・常陽製菓)筑西本社工場の敷地内で発見され、現在竪穴式石室が正門脇に移築されています。内部には朱が塗られ、人骨二体分が検出されました。
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