植山古墳西石室の扉石発見!緑泥片岩の板石材も追加発見


 奈良県橿原市植山古墳の西石室から出土したシキミ石と組み合わされて使用されていたと考えられる扉石、側板の部材が植山古墳近くの3箇所の神社境内で発見されました。石材はいずれも竜山石製で、一部には加工の跡も見られます。

左/植山古墳南西400mの八咫烏神社本殿前の石段下にある踏み石。前側に割られた跡がある。シキミ石から復元される扉石の幅と一致する。左側の角は丸く加工されていて、扉石の一部と見られる。

中左/植山古墳すぐ北にある素戔嗚神社本殿前の踏み石。やはり割られている。扉の側板と見られる。

中右/側板の角。シキミ石の穴の段差とかみ合うように段差が加工されている。

下左/素戔嗚神社から見た植山古墳。

下/植山古墳の隣にある春日神社本殿前石段の一部。大きな石材で、側板か扉上部の石材か?。すぐ上の段には緑泥片岩の板石も見られる。

←春日神社石段横の緑泥片岩板石


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