京都府亀岡市・時塚遺跡

築造時期で円墳と方墳が見事に分かれる、とてもわかりやすい群集墳


京都府亀岡市馬路町、千歳町 時塚遺跡

2007年9月8日 現地説明会/(財)京都府埋蔵文化財調査研究センター

 時塚遺跡では、国営農地再編整備事業に伴う過去の調査で古墳時代中期後半の首長墓である1号墳(造出付方墳)、後期の首長墓である3号墳(造出付円墳)が発見され、それぞれの首長に仕えた有力農民の墓と思われる小方墳群、小円墳群が混在している状況が明らかになっています。今年度の調査では、4〜15号墳が新たに発見され、5、8号墳が円墳、それ以外はすべて方墳でした。また、弥生時代の方形周溝墓も22基確認され、弥生〜古墳まで延々と大規模な墳墓群が密集して造られ続けた様子が見て取れます。

 

13号墳、奥に14号墳

手前5号墳の切れ端、中央に6号墳、奥に7、8号墳

弥生期の方形周溝墓を潰して築かれた10号墳

弥生時代の方形周溝墓も密集、溝の幅・深さが違う


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