数少ない乙川南岸の古墳を調査


愛知県岡崎市岡町・鳥居戸古墳

 2010年08月29日 現地説明会/岡崎市教育委員会

 おかざき世界子ども美術博物館で開催中の「古墳とはにわ展」に合わせて、敷地内で発掘調査中の鳥居戸古墳の現地説明会が開催されました。同古墳は乙川南岸にあり、今回の調査で、周溝の一部と思われる掘り込みと石列が検出されました。周溝からは埴輪、須恵器片が大量に出土しています。埴輪は須恵質のいわゆる尾張形埴輪と土師質の形象埴輪が併存しており、珍しい例としては、ハソウを手に持った人物形埴輪が出土しています。年代としては六世紀前半だそうです。この日は「古墳とはにわ展」の中の企画として、子ども達による発掘体験が行われていましたが、実際には発掘ではなく、調査地内の埴輪の欠片を皆で表採する程度のものでした(それでも子ども達は夢中になっていましたが)。経ヶ峰古墳群や亀山古墳群、神明宮古墳群の集中する乙川北岸に対して、南岸は古墳の分布が極端に少なく、今後周辺地域の新たな古墳の発見に繋がっていくかも知れません。

調査地、埴輪が散布していた

検出された周溝と石列

ハソウを持った人物の腕

夢中になって埴輪片を探す子ども達、と大人


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