鳥取県鳥取市国府町北部の古墳


鷺山古墳 【管理人推薦】【県史跡】【装飾古墳】

  奥壁の魚紋

 鳥取市国府町町屋、県道31号線万葉歴史館入口交差点の北300mに標識があり、そこから標識に従って山林の中を10分ほど登った先にあります。麓の墓地に駐車可。径10mの円墳で、横穴式石室が開口。玄室長3m、幅1.8m、高さ1.7m以上の左片袖式で、玄室天井石は失われ羨道も破壊されています。奧・側壁には持ち送りがあります。玄室奥壁と左右側壁、羨道右側壁に魚、鳥、船、格子紋など多数の線刻画が見られます。特に玄室奥壁の長さ1.18mの巨大な魚紋は写実的で迫力満点です。

石室正面

玄室奥壁

玄室奥から

玄室左側壁の船?

玄室左側壁の船?

玄室左側壁の鳥

玄室左側壁の船

玄室左側壁の魚?

玄室左側壁の格子紋

玄室左側壁の船?

玄室右側壁の船

玄室右側壁の二羽の鳥


宮下19号墳 【装飾古墳】

 鳥取市国府町宮下565、鷺山古墳の手前の交差点を北へ登っていくと、山道を挟んで2基の古墳があります。北側の19号墳は径22mの円墳で、横穴式石室がほとんど露出しています。玄室左右側壁や天井に線刻画があり、船、格子、木の葉が描かれているとされていますが、明瞭に確認できるものはなさそうです。

横穴式石室露出

石室内部

木の葉紋?


宮下22号墳 【装飾古墳】

 19号墳の向かいの竹林の中にあります。径12mの円墳で、破壊された横穴式石室が露出しています。玄室左右側壁、羨道左側壁、天井に線刻画が残っています。玄室左側壁には、帆を揚げた船、右側壁には船らしき紋様が見られます。

横穴式石室正面

天井石を失った玄室付近

玄室左側壁の帆を揚げた船

玄室右側壁の船?


大平古墳(宮下27号墳)

 鳥取市国府町宮下626、宮下19、22号墳から、北西方向へ山道をさらに登っていくと、宇倍神社から登ってくる道路に突き当たります。その三叉路のすぐ南側にあります。ただし、このルートは山道が荒れているので、宇倍神社から登った方が車で安全に行けます。鳥取平野を望む丘陵上に築かれた全長39.4m、後円部径28.3mの帆立貝式古墳で、周溝があり、葺石・埴輪は見つかっていません。

  手前側が前方部か?


清源寺古墳宮下52号墳) 【装飾古墳】

 国府町宮下、宇倍神社の北方、鳥取藩主池田家墓所(旧清源寺)へ行く道の途中に看板があり、そこから東の谷間の400m先の北側斜面にあります。ただし、山林内はかなり荒れていて危険なので、山林の手前で北側の斜面を登り、中程の山道を奧に進むルートが安全です。この山道を進むと小屋があり、その少し奧に古墳はあります。墳丘は造成地に取り込まれているため不明で、横穴式石室が開口していますが、かなり破壊されて玄室の奧側だけが残っています。わずかに残った左右側壁に、線刻画が描かれています。左側壁には、羽ばたく鳥と餌を啄む鳥の二羽が描かれていて、良好に残っています。右側壁も鳥と思われますが、こちらは不明瞭です。

この谷間の奧400mの北側斜面にある

石室正面

玄室左側壁の二羽の鳥

玄室左側壁の左側の餌を啄む鳥

玄室左側壁の右側の羽ばたく鳥

玄室右側壁の鳥?


姫塚古墳 【市史跡】

 鳥取市国府町美歎。県道31号線万葉歴史館入口交差点の東700m、丘陵西側の墓地の下に標識があり、そこから少し登ったところにあります。墳丘はすでに無く、石室の一部が残されています。削り出しで造られた奥壁と側壁と床の一部とされていますが、かなり特異な形状です。手前の石材も、石室の一部と思われます。

古墳の現状

石室正面から

奥壁付近


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