大阪府堺市・陶器遺跡

磚敷の横穴式石室墳を検出


●大阪府堺市陶器北 陶器遺跡

●2003年12月06日 現地説明会/大阪府教育委員会

 圃場整備に伴う調査で、奈良時代、中世の建物跡とともに終末期の古墳1基を検出、主体部はほとんど失われていましたが、珍しい磚敷の横穴式石室で陶棺の一部も出土しました。遺跡のすぐ西に分布する陶器千塚古墳群の一部と見られます。陶器千塚古墳群は元60基ほどありましたが、現在残っているのは10基ほどです。そのうち、御坊山古墳は全長30mの唯一の前方後円墳で盟主墳と見られます。現在精華高校の敷地内に保存されていますが、古墳の前だけ塀が金網になっていて、裏の道路から見学できるようになっています。

主体部の底に残っていた磚

陶棺の破片

近くの墓地の中にある陶器千塚4号墳

御坊山古墳


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