三重県明和町/上村池古墳群北地区


上村池古墳群

 

 多気郡明和町上村、明和町の南西端に上村池があり、その周辺の尾根上に広く分布する古墳群です。特に池の西、北側の尾根上に横穴式石室がいくつか開口していますが、未整備なので見学は非常に困難です。分布図は明和町史を参照してください。


 18、19号墳

 17号墳から、尾根伝いに北へ進むと、二つのピークがあり、各ピークに18、19号墳があります。18号墳は径10mの円墳で、南側に横穴式石室が開口しています。全長7.4m、玄室長5.3m、幅1.5m、狭い羨道をぬけると、意外に大きな玄室が現れますが、右側壁が崩壊し、土砂が流入しています。奥壁は小型の石材で築かれています。

18号墳石室開口部

18号墳玄室

18号墳玄室奥壁

18号墳玄室奧から

 北隣のピークにある19号墳は径15mの円墳で、横穴式石室の天井部が開口しています。内部は良く残っていますが、羨道方向が崩壊しています。

19号墳石室、天井が開口

19号墳石室内部

19号墳石室羨道方向

 51、60、61、22〜24号墳

 47号墳の先の谷間の耕作地をはさんで、ため池の北側の尾根上にもまとまった支群が存在します。ため池に突き出た尾根の先端部にある51号墳は径20mの円墳で、中央部が石材を抜かれて大きく陥没しています。

 

 51号墳から尾根を北へ登っていった最初のピークに60、61号墳があります。ともに低い墳丘が並んでいます。

60号墳

61号墳

さらに北のピークには22〜23号墳があります。このうち23号墳でわずかに石室が見えていますが、内部は埋まっています。24号墳は中央が大きく陥没しています。

22号墳

24号墳

23号墳

23号墳石室

 52〜56号墳

 24号墳から、北へ下っていくとすぐに52号墳の大きな墳丘が見えてきます。径19mの円墳で、群中最大の横穴式石室が開口しています。全長8.6m、玄室長4.95m、幅1.5m、高さ2mの両袖式で、自然石のほぼ乱石積みです。墳丘の北側には53号墳の小さな高まりがあります。

52号墳石室正面

52号墳羨道

52号墳玄室奥壁

52号墳玄室奧から

 さらに北へ下っていくと尾根上に54〜56号墳が並んでいます。54号墳は径15mの円墳で、横穴式石室がわずかに開口していますが、内部は割と残っています。55号墳も墳丘はかなり破壊され、横穴式石室が開口。しかし内部はほとんど埋まっています。56号墳は、低い墳丘が残っています。

54号墳石室開口部

54号墳石室内部

55号墳石室開口部

55号墳石室内部

56号墳


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