三重県明和町/上村池古墳群西地区


上村池古墳群

 

 多気郡明和町上村、明和町の南西端に上村池があり、その周辺の尾根上に広く分布する古墳群です。特に池の西、北側の尾根上に横穴式石室がいくつか開口していますが、未整備なので見学は非常に困難です。分布図は明和町史を参照してください。

 1、41号墳

 池の南岸から西岸へ道を進むと、最初の尾根(上の写真の左の尾根)に行き着きます。尾根を左へ登っていくと、1号墳があります。径12mの円墳で、中央が陥没しています。さらに少し登ると41号墳があり、これも中央が陥没しています。

1号墳

41号墳

 40、2〜8号墳

 谷間をはさんで一つ北側の尾根の先端部から西のピーク近くまでに40、2〜8号墳が並んでいます。最も下の40号墳は径11mの円墳で、石材が2個露出しています。すぐ上の3号墳は径17mの円墳で、横穴式石室が開口。全長6.5mで完存しています。尾根上から少しはずれて北へ下ったところに2号墳があります。径14.5mの円墳で、ここも石室が開口していますが、羨道が埋もれています。3号墳よりは小型です。

3号墳

3号墳羨道

3号墳玄室奥壁

3号墳玄室奧から、きちんと両袖式

2号墳

2号墳玄室奥壁

2号墳玄室奥から、羨道は埋もれている

40号墳

 さらに尾根を登っていき、4号墳は径20mの円墳で、中央に奥壁らしい石材が露出、5号墳は径12mの円墳。6号墳は径20mの円墳で、石室の一部が露出。7号墳は径15mの円墳で、石室の奥壁がわずかに覗くことができます。尾根の最上部にある8号墳は径17mの円墳です。

4号墳

5号墳

6号墳

6号墳石室

7号墳

7号墳玄室奥壁

8号墳

 10、9、47号墳

 2号墳から北へ下っていく道があり、その左側の尾根に10、9、47号墳があります。10号墳は径14mの円墳、すぐ下の9号墳は径12mの円墳で、中央が陥没、さらに下の47号墳は径9mの小円墳ですが、薮に覆われよくわかりません。この先は谷間の耕作地に行き着きます。

10号墳

9号墳

47号墳

 11〜17、48〜50号墳

 10号墳のあたりから、谷間を越えて北側の尾根に行くと尾根上に径10m前後の小古墳が密集していますが、この支群は急斜面で荒れており見学は困難です。最も下側の緩斜面に11〜14、48号墳が密集しています。ここから急斜面を西へ登っていくと、49、50、15〜17号墳が並んでいます。このうち、15号墳では石材が散乱し、16号墳で小石室の天井部が開口しています。

11号墳

12号墳

13号墳

14号墳

48号墳

49号墳

50号墳

15号墳

16号墳

16号墳石室内部

17号墳


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