馬見丘陵の古墳


牧野古墳(10-D-82) 【管理人特選】

 国史跡。広陵町三吉バクヤ、馬見丘陵の尾根先端に単独で築かれた南北55m×東西48mの大型円墳で、三段に築かれ、中段に超大型の横穴式石室が開口しています。全長 17.1m、玄室長 6.7m、玄室幅 3.3m、玄室高 4.5m 、羨道長 10.4m、羨道幅 1.8m、羨道高 2.2m の両袖式で、羨門部には閉塞石が残り、床面には礫が敷かれていました。石材の隙間には粘土が詰められています。玄室奥にくり抜き式家形石棺1、手前に組合せ式石棺1 が安置されていましたが、ともにかなり破壊されていました。奥棺は竜山石製、手前棺は二上山の凝灰岩製です。発掘調査により、金環と金銅製梔子玉・ガラス小玉・粟玉、本心鉄地金銅張の壺鐙、縁金具のある障泥、心葉形の鏡板と杏葉等がニ組分出土しました。武器は、銀装の大刀と400本近い鉄鏃があり、羨道には、木心の金銅張容器と須恵器58点が現位置で出土しました。奥壁の前から桃の種も発見されています。

石室正面

羨道部、羨門近くに閉塞石が残っている

奥壁、三段積み

玄門部、前壁は巨石二段積み

奥壁に沿って、くり抜き式家形石棺がある

前壁から天井部、高すぎて少し持ち送っている


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