京都府木津町・内山田古墳群

すべて方墳で構成された中期群集墳


●京都府木津町 内山田古墳群第7次

●2006年9月23日 現地説明会/財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センター

 独立行政法人都市再生機構による木津中央特定土地区画整理事業の事前調査で、木津駅東の丘陵先端部が調査されました。現地は弥生時代の集落跡である内山田遺跡と古墳中期の群集墳である内山田古墳群とが重複して混在しています。内山田古墳群は今回B3〜8号墳が調査され、過去に調査された1、2号墳も含め、すべて方墳でした。埋葬施設は組合せ式木棺と円筒埴輪棺がほとんどですが、一部に仕切を設けたものがあります。8号墳は周溝の一部が陸橋として残され、そのすぐ下の溝に家形埴輪が3基ほど落下していましたが、うち1基は切妻屋根に扉、窓が表現された完形品です。

B8号墳の周溝から見つかったほぼ完形の家形埴輪

周溝に円筒埴輪棺があるB4号墳

B5号墳の埋葬施設、川原石の枕と刀子

火災の痕跡を残す弥生時代の竪穴式住居跡


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