兵庫県朝来市(旧和田山町北部)の古墳


池田古墳 【県史跡】

 和田山町平野の国道9号線陸橋下にあります。1971年のバイパス工事で調査され、周濠を巡らせた但馬最大の前方後円墳であることが認識されました。古墳保存のため、バイパスはここで陸橋化されています。さらに2007年の調査では、墳丘の葺石と造り出しが検出され、墳丘全長が約136mと判明しました。池田古墳出土と考えられる長持形石棺の破片が、現在周辺三ヶ所で確認されています。

後円部墳丘と周濠

2007年の調査で検出された葺石と造り出し

朝来市埋蔵文化財センターにある復元石棺

豊岡市出石町の古代体験館にある石棺の小口部材

 

 養父市との境界近く、9号線添いの墓地にある石棺蓋

豊岡市出石町の本覚寺にある石棺蓋石


寺谷古墳

 和田山町寺谷の公民館裏山の墓地にあります。封土はかなり失われていますが、横穴式石室はほぼ完存。全長9mの大型の石室ですが、内部は半分くらい埋まっています。石材がかなり露出しているので、奥壁付近の石組みがよくわかります。

玄室奥壁側の石材が露出

奥壁

入り口側、かなり長大

石室正面


秋葉山古墳群

 和田山町秋葉台にあった秋葉山古墳群14基のうち、団地建設で消滅した古墳の石棺が和田山郷土歴史館の庭に移設されています。いずれも組合せ式箱式石棺です。


春日古墳 【管理人推薦】

和田山町林垣の和田山郷土歴史館背後の山裾山林内にあります。径12mの円墳で、全長8mくらいの両袖式横穴式石室が完存しています。石材を丁寧に積み上げたしっかりした造りの石室です。

古墳の現状

羨道

玄室奥壁

 

玄室奥から


高田古墳群 【管理人推薦】

 和田山町高田、円山川右岸の谷間を中心に斜面に48基の古墳が残っています。奥山、広六林、大谷支群からなり、県道104号線沿いの案内板のところから10分くらい登っていくと、お堂の奥に広六林1号墳の丁字型石室が開口しています。背後の斜面にざっと20基ほどの円墳が群集していて、規模は小さいですが横穴式石室の残りの良い物が多く、中には石室内に石を敷き詰めた古墳もあります。

1号墳

丁字型の玄室


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