福岡県みやま市山川町の古墳


九折(つづれ)大塚古墳 【市史跡】

 山川町河原内、九州自動車道と県道774号線の交差する位置の南の丘陵先端にあります。全長42m、後円部径29mの帆立貝式古墳で、周溝が巡り、後円部は二段築成ですが、墳丘はかなり変形されています。出土した埴輪片から六世紀前半の築造と思われます。周溝の外側に陪塚が4基残っています。

墳丘

陪塚の一つ


春日神社2号墳

 山川町河原内、上記の九折大塚古墳の南に大きなため池があり、その南側に春日大明神があります。県道からだと長い石段を登る必要があります。境内にある2号墳は径10mほどの円墳で、墳丘上に石材が露出しており、主体部は横穴式石室と思われます。

墳丘

石材が露出


裏山古墳 【市史跡】

 山川町尾野1355、中尾天満宮の境内にあります。墳丘は判然としませんが、竪穴式石室は完存していて、天井の一部が開口しています。2m×0.8mの大きさで、側壁は板石の平積み、西小口側には鏡石があります。早くに開口し、副葬品は全く知られていません。

左側に開口部

石室内部


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