福岡県八女市釘崎古墳群

 八女市豊福、鶴見山古墳の東400mにある下堤池の西側に分布する古墳群で、前方後円墳4、円墳8基からなります。このうち11号墳は装飾古墳とされています。

 


1号墳

 南北に直線状に並ぶ4基の前方後円墳のうち、最も南に位置します。全長57mで、前方部・後円部ともに一段築成です。六世紀前半頃の築造と思われます。

 

2号墳

 1号墳のすぐ北にあり、墳丘が最も良く残っています。全長47m、後円部径27mの前方後円墳で、二段築成です。発掘調査で周溝がみつかっています。

 

3号墳

 古墳群の北端にありましたが、現在は削平されています。1970年に調査され、主体部は横穴式石室であったらしいことがわかりました。 ↓このあたりです。

 

4号墳(庚申堂古墳)

 2号墳の北100mにある前方後円墳ですが、墳丘がかろうじて残っています。後円部上には庚申堂があり、その中に緑泥片岩の石材が祭られています。石室の石材だった可能性があります。

 

 

8号墳

 農地の中にある円墳ですが、墳丘はほとんど破壊。

 

9号墳

 荒れ地の向こうにある9号墳、墳丘破壊状態。

 

11号墳

 最も南にある円墳で、墳丘は笹に覆われています。石室内に装飾があります。

 

 

 笹をかき分けて南から接近すると石室が開口しています。しかし、ほとんど隙間がありません。

 

 

 左袖部、この袖石に赤い円紋があるはずですが、かなり埋まっていてよくわかりません。

 

 

 右側の袖部にも、円紋があると言われますが、さっぱり不明。もう、お手上げだネ!?

 

<ホームへ戻る>

 

inserted by FC2 system