福岡県八女市立花町の古墳


大塚古墳 【管理人推薦】【市史跡】

 立花町(現在は八女市と合併)北山2540、県道4号線から一本東に入った狭い道沿いにあります。径31mの大型円墳で二段築成、周囲に幅3.5mの周濠が巡っていました。横穴式石室は、民家の裏の隙間に開口しているので、正面からの画像が撮影できませんが、全長11.9mの複室構造で、前室、後室とも巨石で広くて高い空間を構築しています。床面には川原石が敷かれ、各室の玄門には樒石があります。

二段の墳丘、石室は反対側の家の裏に開口

羨道から前室

前室から奥室

後室奥壁

 

後室奧から

前室から羨道方向


鬼隈横穴群 【市史跡】

 立花町山崎の日枝神社奧の山林内にあり、神社から案内標識が完備されています。東斜面に築かれた残存18基からなる横穴墓群で、六世紀後半から七世紀中頃の築造です。単室・複室構造があり、平面形、天井の形態もバラエティに富んでいます。9号墓は複室構造の横穴が完存、となりの8号墓は閉塞石がそのまま残っています。13号墓は単室で、美しいアーチ型の造形が見学でき、敷石も良好に残っています。構造的には、福岡県と熊本北部との折衷型だそうです。

斜面に密集

8号横穴墓の入口、閉塞石?で塞がれている

隣の9号横穴墓(複室)、内部で8号墓と繋がっている

9号横穴墓の後室奧から前室方向

13号横穴墓(単室)の玄門部、アーチが美しい

13号横穴墓の玄室奥壁、敷石も完存


稲荷山横穴墓群18号墓 【装飾古墳】

 

 立花町北山地区の北端、矢部川を望む北に延びた丘陵先端に小さな稲荷社があり、その東側斜面の果樹園内に稲荷山横穴墓群があります。18号墓は標高55mの位置の農機具小屋の裏に開口していますが、案内がないと行き着くのはかなり困難です。内部は比較的大きな複室構造で、特に後室の玄門部が美しいアーチ状に加工されています。装飾は前室玄門部の左通路側にあり、船(舳艫船)の線刻画が描かれています。六世紀後半頃の築造で、時々公開されています。すぐ隣にも他の横穴墓があります。

前室から後室、保存状態が良い

後室奥壁

後室奧から入口方向

羨道入口、閉塞石がそのまま残る


浦田古墳 【市史跡】

 立花町谷川455-2、県道715号線から谷川寺近くの細い農道を東へ延々と進んでいった道路脇にあります。径14mの円墳で、横穴式石室がほぼ完存しています。全長8.3m、後室長2.6m、幅3m、高さ2.55m、前室長1.7m、幅2.4m、高さ2.45m、羨道長2.9m、幅1.5mの複室構造で、後室は正方形に近いやや胴張りプランで、鏡石や玄門には巨石を使用しています。六世紀後半の築造です。

石室正面

羨道から前室玄門

前室から後室玄門

後室奥壁

後室奥から玄門

前室奧から玄門


谷中1号墳 【管理人推薦】

 立花町北山、開運寺の東100mの道路沿いにあります。墳丘はかなり削られて石室の石材が一部露出しています。道路脇に横穴式石室が開口。全長約9m、後室長4m、幅2m、高さ3mほどの複室構造で、後室奥壁のほぼ中央に石屋形があります。壁材はなく、屋根が巨石を側壁に埋め込む形で構架されています。

道路脇に開口

石室正面

前室から後室玄門

後室奥壁、石屋形の屋根備え付け

後室奥から玄門

前室奧から玄門


曲松1、2号墳

 立花町北山、谷中1号墳から市道を北へ進み、突き当たりを左へ進むと、道が右へカーブする辺りに2基の円墳があります。北側の1号墳は開口部が狭く、小型ですが、複室構造の横穴式石室が完存しています。奥壁は鏡石を横に二枚並べ、小さな石材を高く積み上げています。

これも道路脇に開口

前室から後室の玄門

後室奥壁

後室奥から玄門

 2号墳は入口は埋まっていますが、天井石が一部露出し、玄室の天井がわずかに開口しています。内部はかなり小さな石室で、平石を丸く積み上げています。

道路脇にある墳丘

天井石が露出

玄室左側壁、左側が奥壁

玄門部


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