岐阜県大垣市・矢道長塚古墳

隣接する方形周溝墓群を検出


●岐阜県大垣市矢道町 矢道長塚古墳

●2004年3月13日 現地説明会/大垣市教育委員会

 昭和4年に埋葬施設から三角縁神獣鏡5面や石製腕飾類が大量に出土し、美濃における大和政権の影響を強く受けた前期の前方後円墳である矢道長塚古墳で、範囲確認調査が行われ、周濠の形が左右で異なっていることが判明しました。北側は陸橋を持つ盾型、南側は前方後円形に沿った形をしており、北側からの景観を重視した築造がなされていました。また、周濠の南側に6基の削平された方形周溝墓群が検出されましたが遺物がほとんどなく、年代の特定はできていません。

南側の墳丘裾の葺石、わりといいかげんな葺きかたである

周濠の南側の方形周溝墓群


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