広島県東広島市・保田古墳群
三石室を持つ前方後円墳か?
●広島県東広島市黒瀬町小多田 保田古墳群
●2006年10月14日 現地説明会/東広島市教育委員会
東広島市指定史跡「保田古墳群」は、従来、4基の横穴式石室墳と考えられて来ましたが、そのうち3基は、墳丘がほとんど連続していて、三石室を有する長円形墳という説もありました。市史編纂事業に伴う、市教委による初の発掘調査で3つの横穴式石室を備えた前方後円墳である可能性が出てきました。3つのうち中央の横穴式石室はほぼ完存していますが、両側の2基は破壊されて大きな盗掘跡が残っていました。今回の調査で、西側の石室跡を調査した結果、基底部を検出。全長5m、幅1.5mの規模であることも分かり、須恵器や短刀などの副葬品も見つかりました。
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