神奈川県横浜市・鎌倉市の古墳


赤田2号墳

 元、青葉区荏田町に4基からなる赤田古墳群がありましたが、宅地開発で調査され、現在は2号墳だけが、近くのあざみ野南の赤田西公園に移築復元されています。自然地形を利用して築かれた径20mの円墳で、一部周溝が残っていました。主体部は泥岩の切石で築かれた横穴式石室で、玄室は床面が三つに区切られて屍床を作り、川原石が敷かれていました。六世紀後半の築造で、古墳の南斜面に42基の横穴墓があることから、両者の関係が窺えます。

石室正面

玄室奥から、手前に仕切石がある

市ヶ尾横穴群

 県史跡。横浜市青葉区市ヶ尾町、市ヶ尾小学校の北隣りにあり、遺跡公園として、保存されています。A群12基、B群7基からなり、六世紀〜八世紀の期間、埋葬が行われています。横穴の前には、前庭部や墓道があり、前庭部では墓前祭祀の跡が確認されています。A-8号墓などでは、羨道、前室、奥室が間仕切石で床面に段差を設けて区切られています。A-12号墓では、他の横穴から出土した遺物をまとめて復元展示しています。

 

A群

A-8号墓

A-12号墓

B-2号墓

稲荷前古墳群

 県史跡。青葉区大場町、市ヶ尾駅の北西1.2km、県道12号線の「水道局青葉営業所前」バス停すぐ前に駐車場と説明板があり、そこから急坂を登り詰めた丘陵上にあります。かつては10基の前方後円墳、前方後方墳、方墳、円墳と3つの横穴群が存在していましたが、現在は15、16、17号墳の3基が現地保存されています。15号墳は14×12mの方墳で、主体部は木棺直葬。16号墳は、全長37.5m、周溝をもつ前方後方墳で四世紀後半、県内でも最古級の首長墓です。17号墳は、丘陵先端に築かれた方墳で、未調査です。

分布図

15号墳、墳丘は復元

16号墳、奧が前方部

17号墳


洗馬ヶ谷横穴墓群

 市史跡。鎌倉市関谷、大船駅の北西2km、玉縄台バス停の北西200mの住宅地に面した崖面にあります。市史跡なのに標柱が1本立っているだけなので、場所はかなりわかりづらいです。上下二段、4基の横穴がありますが、薮に覆われて、見学しやすいのは下段の2基だけです。開口部は狭いですが、内部は広く、天井はアーチ形です。2号墓の左右側壁に線刻画が描かれているということですが、よくわかりません。

1号墓?

2号墳?


<ホームへ戻る>

 

inserted by FC2 system