岐阜県養老町・海津市の古墳


象鼻山古墳群

 養老町橋爪、関ヶ原の戦いで有名な南宮山の南端の支脈である象鼻山一帯に展開する62基の古墳群です。前方後方墳2、方墳17、円墳40、その他3基からなり、三世紀末から六世紀にかけて築造されました。1号墳は最高所に位置する全長40.1mの前方後方墳で尾根上を一度整地した上に盛り土で築かれています。出土した二重口縁壷などから三世紀末頃の東海地方でも最古級の古墳と見られます。その奥に2号墳、手前に3号墳があり、3号墳は2004年に調査されました。

1号墳墳丘

1号墳墓坑

1号墳出土土器

山頂付近に群集する方墳群

3号墳、葺石の状況

 奥に4号墳


円満寺山古墳

 海津市南濃町庭田の円満寺裏山の山頂にあります。裏山一帯は広大な円満寺霊苑として開発されていますが、舗装道路の最高所まで登り、そこから山林内を徒歩で左の方へ登っていった標高96mのピークにあります。全長60mの前方後円墳で、竪穴式石室が露出しています。全長4.67m、幅0.9〜1.2m、山の上なのに川原石で築かれています。内部には木棺が納められていたようです。神獣鏡が三面出土しており、四世紀後半ころの築造と思われます。

南側から

北側から

出来山3号墳 【管理人推薦】

 海津市指定史跡。海津市南濃町吉田の吉田出来山公園(桜の名所らしい)南側の果樹園内にあります。標高105mの養老山脈東斜面に築かれた古墳で、現在横穴式石室が、石垣の間に開口していて、内部の保存はかなり良好です。全長7.35m、玄室長4m、幅1.8m、高さ1.5mの両袖式で、小型の自然石を持ち送って積み上げた玄室はやや胴張りで、羨道幅が極端に狭くなっています。玄門部が変わっていて、実際の袖部よりも広い間隔で袖石が立てられていて、閾石とともに玄門を構成しています。羨道が破壊されているらしいので、あるいは袖石から外側は後世の物なのかも知れません。

石垣の間に石室が開口

玄室奥壁

玄室奥から玄門部

特異な構造の玄門部

狐平古墳

 海津市指定史跡。海津市南濃町境、旧南濃町の南端。国道258号線境交差点あたりから、西へ約1km山を登っていくと、大日如来の小さなお堂があります。山道を挟んで、その前に石室が開口しています。標高130mの山の中腹にあり、石室の上を山道が通っていて、墳形は不明ですが、石室は割と良く残っています。現存長4.7m、幅1.2m、高さ1.5mほどの小石室で、羨道部は崩れています。

山道の下に石室がある

石室正面

玄室奥壁

奥から外


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