古墳の調査なのに中世墓がざくざく


■愛知県西尾市吉良町岡山「善光寺沢南古墳」

 2016年8月21日 現地説明会/西尾市教育委員会・南山大学人文学部黒沢ゼミ

 県指定史跡「吉良八幡山古墳」のある吉良町の岡山丘陵は弥生時代から近世までの遺跡が集中する重要な地域です。その南西部にある善光寺沢南古墳の規模や墳形を確認する目的で、発掘調査が行われました。三ヶ所のトレンチを調査した結果、墳丘一帯に多数の中世墓が造られていて、墳丘の裾が不明確な部分が多く、墳形を確定することはできませんでした。しかし、測量図から判断すると南北方向で30m以上の方墳の可能性が高いそうです。

第1トレンチ、墳丘裾検出

第3トレンチ、中世墓検出

第2トレンチ、中世の集石墓検出

墳丘のあちこちにも小さな五輪塔が点在


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